12月9日から始めたこのブログも、相当数のアクセスになり、
直接関わりのない教育関係の方からも、御意見もいただくようになりました。
ただし、地元の方からは賛否両論。
「学校が良くなれば」という思いで注視されている方、
「こんな事なら、何かあっても、家は泣き寝入りする」と絶望的に見ている方。
当の本人である私も、こんなに大事になるとは思っていませんでしたが。
そもそもの始まりは、
「若い教師の非違行為を、学校監督責任者が指導・監督してほしい」という事と、
「部活のボールは、学校が用意するものでは?」と、
こう問いかけただけです。
それが、不実な対応の積み重ねで、話がここまで膨れ上がり、
学校という善意の団体に、
我が子がこれほど傷つけられるとは想像もつきませんでしたし、
我が子がこれほど傷つけられるとは想像もつきませんでしたし、
教育行政だけでなく、地方行政までを巻き込み、
挙句は、市長や知事に話すハメになるなどとは、
学校管理職に期待をしていた、初夏のあの日には、夢にも思っていなかった。
私も「校長」「教頭」という立場には、優れた人間が就いて、
職責を全うするものだと思っていたのです。
こんな学校体質を知り、「学校と語り合う事」をやめた父兄も多いようです。
それが、子供達にとって「不幸な事」であるのか、
「学校などアテにせず自分の子供は自分が守る」と思うのが逆に幸せなのか、
どちらが正解なのかは、わかりません。
しかし、「学校などアテにならない」と父兄が思う事は、
教育行政的には、あってはならない事。
そのあたりの改善は、やる気さえあれば、簡単な事に思えます。
教育委員会や学校が、父兄と教育というパートナー・シップを築く事は、
当たり前であり、とても重要な事。
「常識のある教育関係者」諸氏には、この封印(?)されているシステムを、
今後、前面に出していただきたいと、切にお願いしたいと思っています。
今年は全国的に、学校関係の事件が多く、
県内の教員の不祥事はもとより、大津の事件なども明るみに出ました。
息子の件でも、地方行政から孤立した教育行政と、
教育行政内部で、機能していないレイマン・コントロールなどが、
よくよく理解できましたが、理解するだけでは終わらせてはならず、
「行政をいかに機能させるか」
これを念頭に入れて、来年も諸問題に当たっていきたいと思っています。
私は今まで、「教員は勉強だけ教えていればよろしい」という考えで、
「教師はサラリーマンと同じ」と考えていましたが、
この件で学校と関わり、「教員」という人々を観察する中で、
「教師は聖職である」と、凛とした姿勢の教師が存在する事や、
その反面、「教育的配慮などおかまいなし」という教師もいるという事もわかり、
自分自身、勉強する事も多かったように思います。
長引くトラブルの渦中にあると、ともすると精神を病みがちですが、
子供を守ると同時に、これも、自分の人間としての修業であり、
社会勉強であると自身に言い聞かせて、事に当たっています。
ひとつ救いが、最近では、「軽い気持ちで、体罰を行っていた教師」の言動も、
「慎重になってきた」と、学校関係者から聞いた事です。
そういう意味では、現時点でも、このブログは公益にかなったと言えると思い、
来年も引き続き、「国の教育制度の在り方」「学校現場の実態」「教育行政の立ち位置」
などに、疑問や提言を投げかけていこうと思っています。
文科省の「学校評価制度」を、いびつな形で捉え、
このような、「子供の人権侵害」が行われているのは、本校だけではないかもしれません。
奈良市三笠中学いじめ事件のように、
「政治も行政もアテにならないので、保護者側が教育改革をする」
と、司法に訴えている父兄も、全国では少なくありません。
私も微力ながら「理想の教育の場」を実現する手伝いができればと思っています。
お電話、各メールを下さった方々においては、感謝の念に堪えません。
この場を借りて、お礼申しあげます。
教育現場の大幅な改善を祈りまして、今年、最後の更新とさせていただきます。
良いお年をお迎えください。
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