2013年3月29日金曜日

カウンセリング


15日、松本合同庁舎にて息子のカウンセリングがありました。
県教委から、主幹指導主事の先生が松本までいらっしゃいました。

県教委の仕事とは何か?
市教委は、所轄の学校の「服務監督」
県教委は、「人事」

県教委にも、父兄の相談窓口はありますが、
電話をしても管轄の市教委に「こういう電話がありました」と報告をし、対応を任せる。
県庁内の県教委に連絡を入れても、松本合庁の県教委・中信地区に連絡が入り
そこから市教委に話が伝わるシステムです。
要するに、市教委がダメで県に相談をしても、結局は話は市に戻されるわけです。

しかし、今回は、市教委も学校もアテにならないので、県庁・県教委本部から、
義務教育課・主幹が直々にお出ましになるという異例中の異例事態。

この先生とは、10月半ばより、ほぼ20時間以上は話しており、
考え方は知事や市教委・教育委員長と同じく、
「子供を救おう」という考えの方です。

息子は「ボクにカウンセリングは必要ない!」
と言って、ご機嫌斜めでしたが、ものは考え物。
「自分の言いたい事言って来ればいいじゃん」
と言うと、息子はしばし考えた後、ニヤリ。
「ふーん・・・じゃボクの口から全部言っていいわけね?」と。

息子は、自分が見た11月30日の部活新顧問の暴行の件や、
回りで誰が見ていたか、
11月半ばに暴言を浴びせられ、バスケット教室の道まで遮られた事等々、
身振り手振りを交えて、つまびらかに話をしていました。
こうなってしまった以上は、県教委は事実をさらい直すしかありません。

そこに私が補足。
「校長の報告とは違うと思いますが、話が合わなかったら摺合せをしますね?」
「市教委任せにしませんね?」
「虚偽の報告の常習犯だと言う事が明るみに出たら、当然処罰はありますね?」

多くの証人がいる簡単に暴かれる事実なのに、
虚偽の報告をするという稚拙な隠蔽。
隠蔽は「目撃者」の無い場合にのみ可能だと思いますが。

前回、担任からの家庭訪問の折り、この件を校長に伝えるように言いましたが、
教頭より「既に解決済み」という返事だったとの事。
私は、この件で、被害者の女の子とも話しましたが、
その子は、その教師をかばう発言をしていました。
学校側は、被害者との話で解決したと言っているのでしょうが、
私は県教委・主幹に
「被害者の話はこういう場合は、証言として取り上げてはいけない」と言ってきました。

被害者は仕返しを恐れて真実を言わない場合や、
泣き寝入りが得だと思うケースが多いからです。
息子のケースもそうでしたし、
最近愛知で起きた事件も相手に殴られて骨折までしていながら、
被害生徒は、最初は親に、「自転車で電柱に激突した」と嘘をついています。

<いじめ>中2殴られ顎骨折…愛知・半田市 乙川中学校

「起きた事」に正しい処断を下すのが、監督者であり管理者です。
こんな片手落ちの事をしているから、
いつまでも体罰や暴行による悲劇が後を絶たないのです。
教育公務員特例法の服務監督の項目を守っていただきたいですし、
市教委も「服務監督責任」を全く守っていない事になります。
猛省するべきである。
加えて、「この学校管理者達を人事した県教委の任命責任」にも言及してきました。

しかし、毎年県内では、600人の管理者を任命するとの事なので、
ひとりふたりの任命ミスは仕方ないのかもしれませんが、
間違いは気づいた時点で正さなければなりません。

学校と市教委が弁護士を依頼した件に関して、県教委・主幹は、
「弁護士が窓口になるものだと思っていた」との事。
しかし、弁護士からの受任通知には、「窓口になる」などは一言もないどころか、
あにはからんや、「貴殿は様々な問題提起をされていますが、当職は貴殿から聞く事はありません」と書いてあります。

「問題提起」とは、「子供の登校の障害の解決」であり、
「ブロック」「部活」「補習」これをクリアにしない事には、
復学が叶わない事は、関係者は百も承知。
全て、校長が撒いた種。
自分で撒いた種を自分で刈れという単純明快な作業を求めているだけです。
これでは息子が、「学校から追い出された」と感じるのは無理もありません。

学校内部と教育行政に愛想を尽かせた息子は、
広い世界に助けを求め、その輪は日に日に大きくなっています。

息子は、自分のような目に合っている仲間と一緒に声を上げたいと
世の中に語りかけています。
このトラブルの中、無駄に時間は過ごしていなかったんだな・・・
と頼もしく思いました。
この半年で、身長も6センチも伸びました。

そして、いじめや体罰に悩んでいるお子さん達に、
「信じられる大人」もたくさんいるという事実を、是非とも知ってもらいたい。

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