2013年3月29日金曜日

教育委員会制度廃止


体罰:岡谷東部中のバレー部元顧問、在任時部員に足蹴り 県教委、処分検討 /長野

岡谷市立岡谷東部中学校の女子バレーボール部顧問を務めていた50代の男性教諭が2010~12年、複数の部員に対し足を蹴ったり、ボールで顔をたたいたりするなどの体罰を加えていたことが、市教委や学校の調査で分かった。同校は「行き過ぎた指導があった」として昨年8月、教諭を顧問から外した。県教委が処分を検討している。

市教委などによると、男性教諭は10年4月、顧問に就任。練習試合でミスをした部員の顔をボールでたたくなどし、鼻血を出した部員もいたという。昨年6月、学校に匿名の投書があり発覚した。
 
女子バレーボール部は昨年8月、全国中学校体育大会でベスト16に入った。教諭は大会直前に顧問を外れた。岡谷市教委の岩下貞保・教育長は「教員の行き過ぎた指導は、体罰にあたるものもあり、部活動に限らず教育活動において、あってはならないこと」とコメントを出した。


体罰・暴力は自制心と指導力の無い教員が「指導」という名目で行う、
「指導力のなさ」を露呈させる行為です。
この手の、県教委・文科省の指導・規定、ひいては法を守れない人間は
教員である資格も資質も無いので厳罰に処するべきで、
一発免職にしてしまえばこのような事件は激減するでしょう。

「匿名の投書で動く校長」、これが普通の姿です。
校内で体罰・暴力問題などがあり、それが発覚したら、自分も連座で減給10/1。
この減給は、一年間だけではなく、
その後の退職金の査定などにも影響してくるそうです。
それを押して、生徒の為に学校の改正を行う校長、
当たり前の行為ではありますが、
今の状況にあっては拍手を送りたい気持ちになります。
保身の為に隠蔽する校長に比べたら、天と地の差です。

「あってはならない」というのは、どこの教育長も口だけは言うようですね。
本当に、そう思っていなかったとしても。
2010~12年と足かけ3年の体罰地獄。
市教委の「服務監督責任」が全く機能していない結果です。

民間企業であれば、即、態勢の是正に入るのですが、
行政は、自分達の不始末、不祥事の隠蔽に走る。
「長」となって不始末をやらかしても、会社が潰れるわけでもなく、
表に出なければ処分される事も無い。

「臭いものに蓋」を続けるが為に、中身が更に腐敗する。
そこまでして、体裁を取り繕いたい汚さと姑息さ。
自分達のミスを認めないだけではなく、
委員会ぐるみで事実を隠蔽する汚い組織。
大津の悪夢が身近な場所で起ころうとは思いもしませんでした。

「教育委員会」など解体するべきであるという声が全国で上がっています。
私は「機能する教育委員会」なら存在した方が良いと思っていましたが、
そもそも、「子供」が中心である「教育」という一番大事なポイントが、
組合闘争、果ては上層部の政治思想の違いなどで、
カオス状態になっている。
こんなもの即廃止で良い。

さて、息子の件は、日々拡散されてきました。
今までは、この長いストーリーを、一から話すのも面倒で、
ほとんどの取材はお断りしていましたが、
これからは積極的に受けて行こうと思います。
一昨日も一社、応じました。
マスコミが本腰で動き出したら、記者会見も視野に入れて。

少し、ダイエットしなくちゃだわ。



コメント

  • 1. 無題
    ず~っと訴えてきたよ。教育委員会とPTAの廃止をね。
    教育委員会に関しては責任の所在をうやむやにするために存在しているようなもの。任免権は都道府県教育委員会、服務監督権は市区町村教育委員会、の二重行政。そのため、ヤツらお決まりの「そんな報告は受けていません」ですませる。 実際に報告されていても隠蔽するだろうし、報告してなきゃ職務怠慢か、上の組織の監督不行き届き、もしくは指導不足なんだけどな?
    そして、学校って、最終決定権限は学校長にあるはずなのに、不祥事があると必ずシャシャリ出てくるよな。匿うために。ろくな仕事もせずに月数日の勤務でたんまり税金をふんだくっている教育委員をなんで事業仕分けしねぇんだろうな?天下り、名誉職なんだろ。GHQが持ち込んだ負の組織、いつまで残しとくんだ? 学校保健課とか、給食課とか社会教育課とか、地域の歴史名所に看板立てるだけだったら、教育委員会なんてなくて、役所内に部署作ればいいんだから、とっとと廃止しろよ。一掃、全廃だぞ。
    っていうか、学校制度自体、もう、たたんだほうがいいぞ。 教育関係者、卑劣すぎ。
    嘘とかつくなよ。
    悪いことしたら謝れよ。
    子供に教える基本だろ。教育委員会、消えろ。
    ちゃーりー 2013-02-07 17:07:59>>このコメントに返信
  • 2. >ちゃーりーさん
    結局、PTAと教育員会を廃止する為には、組合から崩さないといけないと思います。
    一番のガンが日教組。
    輿石氏が事実上失脚した事や、日本が右傾化してきている事を受け、
    徐々に力は落ちていくでしょう。

    (右傾化→右翼化ではなく、今まで左傾し過ぎていたので、正常な「真ん中」に戻ると言う事。)

    一昨年二月だったか、校長の権限が強化されました。
    教員を用務員や事務職に使う事も、その権限内でできるようになったのですが、
    監督責任以前に、臨機応変な判断力や管理能力も無い、
    教育公務員特例法すら守れない管理者に、
    そのような権限が、うまく使いこなせるわけがありません。

    そういう不適当な人間が校長職に就くと、学校は崩壊していき、
    昨今、世間で騒がれているような事件に繋がって行く。
    最終的には、人事権のある都道府県教委の責任ではありますが、
    今回の息子の件や、全国のニュースを見るにつけ、
    市教委が足かせになっていると思っています。

    いきなりの解体は無理でしょうから、県教委・市教委の一元化、
    或いは、県教委・市教委内に文科省の出先機関を設ける事。

    それより先に、地元の校長あがりの連中で市教委を組織するのが
    そもそも隠蔽の温床になるという事に文科省が気づくべきですね。
    校長会を通して、地元の管理者達はズブズブの関係になっているように思います。
    なので、処分が下せない。
    そんな機関に「処分の内申」を任せるなど、疑問以前に「何考えてるの?」と。

    本件に関して、新年度の人事で、更にこのトラブルが続くような配置をするならば、
    県教委に対しても、任命責任を問う法的措置を取ると申し渡しました。
    こちらの県教委のお歴々は、常識が通じると思っていますので、
    「子供」優先で考えてくださると思っていますが。

    親身になってくださっている県の先生方には申し訳ない限りですが、
    時間がかかり過ぎている。
    結果が出なければ、何もやっていないのと同じ事。
    厳しい言い方ですが、こちらは大事な子供の人生がかかっています。
  • 3. 無題
    >pyonpyonさん

    私は思うんだけど、文部科学省が下位の教育委員会が隠蔽の温床になっていることに気付いてないわけないって。というか、文部科学省こそが、この責任の所在の曖昧さを利用しているんだと思っている。薬害エイズや肝炎で訴訟の相手は厚生労働省でしょ。学校の設置者が市区町村でも、義務教育で学校に行くことを半ば強制しているわけだから、そこで不利益なことが生じて子供の命や心が脅かされているなら、文部科学省を訴えるべきなんじゃないだろうか。それを各地域に分散して、責任逃れしているのはとうの文部科学省ではないだろうか。
    責任の所在を分散して曖昧にして目眩まししているのは、文部科学省、国であると思っている。
    そして、段階的な表面だけなぞるような改革は絶対に上手くいかない。いじめの定義を変えたのが、ほんの数年前。何も変わらなかった。教育委員会の二重行政を見直すとかでなく、本当に全廃するくらいでないと、何も変わらないと思う。ただ、見通しとしてはだめだろうね。そんな改革はおこらないだろう。緩やかに、緩やかにこの国の教育とこの国は滅びていくんだと思う。残念だけどね。
    ちゃーりー 2013-02-07 21:05:03>>このコメントに返信
  • 4. >ちゃーりーさん
    そう、悪いのは国の体制。
    結局チャーリーさんが最初に言ったGHQまで話は遡ってしまいます。
    しかし、そうなると、はっきり言って私たちの手には負えなくなってしまいます。

    まずは、国が相手となると壮大ですし、実際、文科省となると、
    国規模だと「善良な校長・教員」という方達も大勢いるわけで、
    業績やシステムを問うわけにはいかなくなってしまうんですよね。

    私は値打ちを付けられて都合の悪くなった国の、
    トカゲの尻尾切りが見たいですね。
    どこまでが本体で、どこからが尻尾なのか。

    とりあえずは、「個人」が腐っているから、「組織」も腐る、
    という目線でやっていきたいと思っています。

    戦後から続く体制のせいだと話を大きくしてしまうと、
    (それも重要な事ですが本件に関しては)
    息子を排除した連中に、
    「体制が悪いからだ」という免罪符を与えてしまう事になりますし、
    今回の件も、名誉職である教育委員長が、
    市教委の実権者であったなら、ここまで大事にはなっていなかったと思っています。
    組織を腐らせるのは、腐った個人。

    >緩やかに、緩やかにこの国の教育とこの国は滅びていくんだと思う。残念だけどね。

    これには同意です。
    残念な事ですね。
    しかし、今回、私は担任の熱意を見ましたが、良い先生も大勢いる。
    その方達の良心と、今後の活躍に一縷の望みを託したいと思います。

    学校制度が存続していく以上、
    悪辣教員の排除と同時に、良い教員を間接的に育てる事も、
    私達父兄の、ひいては国民の役割だと思っています。
  • 5. 無題
    >pyonpyonさん

    納得。
    渦中にいる、リアルタイムで戦っている立場としては立派すぎるくらいだ。
    私とは立ち位置、目指すところは違うみたいですが、もちろん、応援します。
    何の力にもなれないかもしれないが。
    ちゃーりー 2013-02-07 21:49:44>>このコメントに返信
  • 6. >ちゃーりーさん
    いや、今は息子の件で手一杯ですけど教育行政の腐敗をこれだけ知ってしまったのですから、
    今回得た知識や経験を生かして、教育行政改革の声をあげて行きましょうよ。

    「子供」だけじゃないですから。
    「孫」達の代までには行政が良くなる事を目指してね。
    利権、組合、ドロドロのものが相手なので誰がやっても単体では無理。

    私は、今まで取材などはなるべくお断りしてきましたが、世論が動く1つのきっかけになると良いと思って受ける方針に変えました。
    この事で、世論が動き、「自殺予備軍」の救いになったらどんなに幸せかと思っています。
    息子も、死にたくなってる子がツイッターをやって自分を見てくれたら良いのに、と言っています。
    無駄なトラブルで不憫ですが、トラブルは人を成長させますね。
  • 7. 無題
    >pyonpyonさん

    えらい!

    共感。(ふざけてないよ)
    ちゃーりー 2013-02-07 22:25:20>>このコメントに返信
  • 8. 法改正をする時が来ています
    教育委員会制度の形骸化はどうにもならないところまで来ています。一応現行の法体系は解っています。実は文部科学省も市町村や都道府県教育委員会に対しては、厳しい条件がつかないと直接指示できません。

    その厳しい条件とは「地方教育行政の組織及び運営に関する法律(以下地教行法、とします。)」の第50条にある「児童・生徒の教育を受ける権利が著しく侵害されるか、児童・生徒の生命や安全が脅かされる時」文部科学大臣は当該教育委員会に是正指示を出す事ができる、場合です。

    いまの状態から見ると本来はこの条文が適用される、と考えますが、余程な場合しか文部科学省はこの「伝家の宝刀」を抜きません。藤沢市教育委員会に関しては、恐らくこの条文で是正指示され、さらに神奈川県教育委員会にも指示が来ているようです。

    幸い安倍内閣もあちこちの教育委員会の醜態を見て、法改正に乗りだそうとしています。現場を知った義家弘介政務官が法改正を文部科学省の官僚に指示しています。お子さんのためにも負けないで下さい。
  • 9. 無題
    自分達のところのケースだとね、文部科学省に対して声をあげなかったわけじゃないしね。
    文部科学省こそが隠蔽システムの親玉。 今さらまともなことをやってますなんて顔はさせてやらない。
    ちゃーりー 2013-02-08 06:44:16>>このコメントに返信
  • 10. Re:法改正をする時が来ています
    >かげちゃんさん
    はじめまして。
    ちょっとお伺いしたいのですが、地方教育行政云々と言う法律が機能しないのは何故なんでしょうか?
    基準をはっきり定めていないからでしょうか?或いは周知されないからか、もともとお飾りなのか?また、これを機能する為には何が必要だと考えられますか?

    チャーリーさん
    文部科学省の役人は山谷えりこ議員が言っていましたが、「死んだ子に人権はない」と言わんばかりだそうですよ。でも、教育委員会に関しては今度は何とか区切りをつけるのではないか?と私は思っています。
    PTAに関しては同意権です。
    教師と悪質な保護者との癒着の温床になっていると思います。
  • 11. 岡谷東部中の体罰について
    地元人、子供が通っている母親です。
    校長は部活強化の為に体罰顧問をわざわざ引っ張ってきたようです。おまけに顧問は前任校からお気に入りの子を引き連れて。親たちも生徒達もバレー部の体罰は顧問赴任時より周知しています。校長が知らない訳ないです。どこの学校でも色々と複雑な問題はありますが、何人か観てきたこの校長は『ハズレだったかな』です。
    自分の子供達が親になる頃はどんな日本になっているんでしょうかね。
    パンダ 2013-02-08 10:50:30>>このコメントに返信
  • 12. 無題
    >くりもなかさん

    地教行法に限ったことではないが、結局は法律自体に必ず逃げ道が設定されているし、解釈の仕方によっていかんともしがたい。行政はそういうところを実によく心得ているからね。結局のところ、自分達を律することのできない者らが教育関係者として蔓延るわけだから、私は学校制度の廃止を強く望む。まあ、無理だろうから、個人のレベルで「学校から自立する」生き方ができるような強い心を育てるしかないだろう。当然、行政のことは軽蔑するし、従ってはやらないようにしたい。それでいいのかもしれないな。国家が腐っていくことにまで付き合ってやる筋合いはないしね。
    ちゃーりー 2013-02-08 16:17:26>>このコメントに返信
  • 13. 学校の廃止は不可能ですし、日本が持ちません。
    くりもなかさん、はじめまして。私は教育委員会制度を変えるしかない、と考えています。ちゃーりーさん学校制度については、国民国家である以上廃止はできません。現代の親御さんは言葉は悪いですが、躾一つできない方、子どもを叱れない方も多いです。ただし学制そのものも変えなければいけません。
    藤沢市の出来事を通じて「レイマンコントロール(素人の統制)」は絵に書いた餅にすぎないのを身にしみて感じています。
    現政権は教育長に権限を持たせ、首長の選挙と連動させ、所謂名誉職の教育委員を「諮問機関」にしたいようですが、首長に教育長候補を見る目がなければおしまい、です。
    とりあえず教育長をどう任命するか(藤沢市では前教育長が違法行為を違法だと思っていません。)とにかく法律に無知な人物を教育長だけにはしない(退職校長を教育長にしない)方策を考えてほしいと思っています。
    ちなみに前に述べたように、文部科学省は非常時以外は、教育委員会に干渉できません。
  • 14. 無題
    >かげちゃんさん

    私は実際に不登校に陥れられた子供をホームスクーリングで育ててみて、学校制度のくだらなさ、卑劣さ、無力さ、有害さを感じた。ヤツらは実は教育の素人で、隠蔽・保身を生業としていることもわかった。
    社会の分業化が進み定着してしまっただけの学校制度に従うべきは、ろくに躾のできないクズ親だけのはず。そして、そんな形で存続する学校ならば、内実に即して“収容所”と名前を変えるべき。
    体験から生み出された結論。
    人類史上、新しめの制度に振り回されて命をこれ以上、無駄にしてはならない。 年端のいかない子供にものを教える程度のことを職業としている者に虫酸がはしる思いだ。
    ちゃーりー 2013-02-09 00:03:32>>このコメントに返信
  • 15. 無題
    くろままさんのブログもよろしくね。
    ちゃーりー 2013-02-09 06:42:29>>このコメントに返信

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