2013年3月29日金曜日

新内閣文科大臣・下村博文


昨日、新内閣閣僚が決定しました。
前回は「お友達内閣」と揶揄されていましたが、
今回は、「危機脱却内閣」
錚々たるメンバーで、今までの喜劇のような閣僚人事とは大違い。

入閣すると良いな・・・と思っていた方がほとんど入ったので、大きく期待。
ただ、是非、国家公安委員長になってほしいと思っていた人が入閣しなかったので、
そこだけは残念。

26日、第2次安倍内閣が正式発足し、下村博文文科相が記者会見を行った。
そのもようを動画で配信。

自民新政権の公約の二本の柱である、「経済再生」と「教育再生」
この重要な一翼を担う事になった下村新文科相。

自虐史観に基づく、現歴史教科書の改訂派であり、
河野談話の見直しも提言している方です。

「大変な読書家で、
小学生の時に図書館の蔵書3分の1に当たる約1000冊を読んでしまった」
という、逸話の持ち主。

「政権奪還をできたらすぐ着手すべき内容」
(自民党政権公約から抜粋)

・形骸化している教育委員会の抜本的な見直し
(教育委員会制度改革分科会)

>いじめ問題でも露呈した現行の無責任な教育行政システムを是正するため、
首長が議会の同意を得て任命する『常勤』の『教育長』を、
教育委員会の責任者とするなど、教育委員会制度を抜本改革する。

・いじめ対策に取り組む自治体を支援
(いじめ問題対策分科会)

>『いじめ防止対策基本法』を制定することにより、
各自治体のいじめ防止対策について、
国が財政面などでの支援を行う際の強力な裏付けとする。

・子供たちに日本の伝統文化に誇りを持てる教科書を
(教科書検定・採択改革分科会)

>『教育基本法』が改正され、新しい学習指導要領が定められたが、
いまだに自虐史観や偏向した記述の教科書が多い。
子供たちが日本の伝統文化に誇りを持てる教科書で学べるよう、
『教科書検定基準』を抜本的に改善する。あわせて、「近隣諸国条項」も見直す。

・世界のリーダーとなる日本人を育成できる、力ある教師を養成
(基本政策分科会)

>「教師インターンシップ」を導入するなど、教師力向上のための改革を行う。


穏健派からは、危険人物扱いされている、いわゆる「タカ派」の議員ですが、
今の、ダルダルの教育行政には、引き締める大臣が必要。

今回の件で、「そもそも、何故義務教育制度」が導入されたかを、
知らない教員ばかりだという事に、驚きました。

「日本人の知識率を上げる事が、国力を上げる事である。」

「教育」は「国防」という一面も持っているのです。

この発想から始まっている「義務教育制度」
つまり、学校とは、

「国の宝である子供に、公僕である教育公務員が
国の意志に従って、教育を施す場所である」

この、単純な事を現場の教員が理解していない。
この大義の元では、一校長や一教頭等、ゴマ粒以下の存在。

「校長がこうだから、ああだから」
「校長に逆らったら、僻地へ飛ばされるから」
「校長が間違っていても、従うしかない」
という不文律が、現代の学校では当たり前になっている。

力不足の校長・教頭が任命されると、国の基本的な義務教育制度までが、
根幹から崩れ、現場の教員は、
「何の為に、誰に仕えているか」という、一番肝心な事がわからなくなる。
そして、教育以前に「学校」という組織が、正しく機能しなくなり、
子供の権利が担保されなくなる。

こういう、「教育の基本中の基本」を正そうという文科大臣が就任する事は、
義務教育に通わせている保護者にとって、大きな希望です。

『常勤』の『教育長』を、教育委員会の責任者としても、
変わらない部分もあるとは思いますが。
しかし、これも、「教育長の責務を法令化する」とあるので、
今とは、違う状況になると期待。

>現行の無責任な教育行政システムを是正

まさにこの通り。
しかし、中央のトップにいる為、
末端の「学校」で何が起きているかを細かく御存知ないのが実情。
長野県の中でも、知事の方針に現場が協力しないのですから、
遥か霞が関の大臣の意向になんぞ、現場が従うとは思えない。

では、どうするか。
「現場で起きている事を知っていただく」という事です。

そして、校長試験に、誰でも書けるような「論文」だけでなく、
「精神面」「人柄」「危機管理能力」「判断力」
これらを重点的に盛り込んで、試験を難関としていただく事も希望します。

こういう事もヒイキの議員に、メール。
国民が、コツコツと議員に意見することによって、
国政は変わっていくのです。

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