2013年3月29日金曜日

11.3 市長と語る会


そして、3日当日になりました。
この日は、安曇野バスケットボール教室の初日。
学校とのトラブルで、学校に行けていない、部活に出れない、
社体も入れないと言う状況で、「学校」という縛りの無い中、
久しぶりに、部活の友達と、バスケができる。

しばらくぶりなので、本人は行くのを迷っていましたが、
バスケット協会は、健全な組織ですし、
重鎮の先生方の教育目標に沿って運営されています。

私は、「楽しんでおいで」と安心して背中を押してあげました。
西中で行われたので、途中様子も見に行きましたが、
12時、息子は、意気消沈して帰宅し、
「やっぱり市長の会で話せない、ママ、代わりに話してよ・・・」
「何があったの?」
「みんな出たのに、ボクだけ試合に出してもらえなかった・・・」
「えええ?4時間半も教室があって、全く出れなかったの?」
「うん・・・」

どうしてだろう、この教室の目的は「親睦・交流」
ミニバスケや、高校バスケとの親睦などを含む技術指導です。

とりあえず、私自身も市長の会に行けば、
何か道が開けるかもしれないと思っていたので、
急遽、自分で原稿を作りました。

語る会の回答者は、市長と副市長、そして教育委員会から、教育長、この三名です。
ここのところの、教育長の対応に問題があると思っていた私は、
公衆の面前で、この事案が周知された時の教育長の顔が見て見たいと、
少々、サディスティックな気持ちにもなっていました。

会場で、私達親子の姿を見つけた教育長の顔はこわばりました。
市長に、何やら耳打ち、私の事だったようです。
教育長が、市長に顔を寄せて耳打ちした時に、市長がまっすぐ私を見ましたから。

語る会では、市長の挨拶が20分ほどあり、市民の質疑に移りました。
司会進行の方の顔を見て、手を上げ、一番最初に指されました。

「市長と語る会」原稿。

私は、穂高に住んでいます、中学生の子を持つ母親です。
本日は学校教育の事をどうお思いかお尋ねしたいと思ってやってきました。


最近は、教員の不祥事が多く、驚くような事件ばかりが起きていますが、
我が安曇野市の穂高東中学でも、
とんでもない事件が起きているのは御存知でしょうか?


私の息子は、6月に学校の教員から暴行を受けました。
「お前が気に入らない」という理由で、部活の顧問から、
全力でタックルされて腰を痛め、
その他にも、あからさまな差別行為を受けました。
学校側は、教師を処罰するどころか、擁護をし、
一学期、家の子供は、その教師の再犯に怯えながらも
勇気を奮い起こして当校していましたが、とうとうPTSDを発症してしまいました。
現在では、その教員と同じ型の車を見ても、脂汗をかいて座り込んでしまう状態です。


2学期は怖くて当校できず、教育委員長である、××先生が、
学校から始末書を出させるという形で解決してくださいましたが、
該当教員の懲戒処罰はなされず、
学校長と教頭の誠意のない対応から、学校内で解決するのは無理だと判断、
警察に被害届を出しました。


しかし、該当教員が、体罰でなく暴行であったと認めているにも拘わらず、
学校から謝罪も説明もなく、逆に被害届を出したことにより、
学校からも市教委からも立件してから対応すると言われ、
暴行犯である教員が何食わぬ顔で授業をし、
被害者である家の息子が恐怖で登校できないと言う異常事態が起きております。


警察は急を要する事件が優先となり、在宅事件はどうしても後回しになります。
被害届を出そうが出すまいが、学校は、生徒の恐怖を取り除いて、
まずは登校できるように対応するのが最優先ではないでょうか?


暴行を目撃していた生徒もいる為、父兄の間でも噂が広がっていますが、
どの学校でも何か起きれば、学校は説明会をするのに、今回は何の説明もなく、
父兄からも疑問の声が上がっています。
暴行時には、回りに3人の教員がおり、ました。
この3人は何故止めなかったのでしょうか。
見張りだったのでしょうか。
4人によるリンチだったのでしょうか。


それだけではありません、
先日県教委に出向き、私の口から事の次第をお伝えしたら、
学校長からは、「肩と肩が当たって家の子供が倒れた」という
虚偽の報告をしていると言う事実がわかりました。


10月半ばから、県教委の方に相談を繰り返し、
県から、市教委と学校に再三にわたって対応するよう電話が入っても
学校は無視をするので、とうとう私から学校へ内容証明を送るという所に至りました。


そして回答書が届きましたが、誠意のかけらもない、
子供の事など全く考えていない内容でした。
こういった、
父兄と教育のパートナーシップや信頼を築こうとしない学校長や教頭が学校の
管理職で良いとお思いになりますか?



これを3分ほどで読み上げました。

市長は、
「教育の事は、教育委員会に任せてあるので教育長から回答します」と丸投げ。
ここが、この市長の、ん・・・?と思ってしまうところです。

市長・教育長は、安曇野の中でも、一級の「公人」なので、
思った事は、自由に言わせていただきますが、
通常の記者会見でも、記者に何か聞かれると、他の人に丸投げ。

「市長にどう思うか聞いている」のであって
「担当部署がどこか」聞いているわけではない。
返しが全く違う。
「教育委員会」に任せてあるのなんか百も承知です。
この場合、この件に関する、自分なりの感想を簡単に述べてから、
教育長に回すところだったと思います。

教育長の回答はこうでした。

「今、××さんがおっしゃった事は、学校や関係機関で調査中でありまして、
被害届も内容証明も事実です。
学校も教育委員会も××さんと、この前も会合を持ちました。」

私「先日、市教委がやっと会合に応じてくれたので、指定の時間に伺いましたが、
  30分だか40分しかないと言われ、何の解決にもならないまま追い出された形になりました。関係機関とやらの調査が終わって処分されるまで、家の子は、学校へ行けないのでしょ  うか」

教育長「学校でも対応し、迎えに行くなど、策を講じていると聞いています。

私「迎えに等一度も来ませんし、暴行の件が明るみに出ても、校長からは電話一本ありません。該当教師は学校長にも職員会にも警察にも暴行を認めていますし、
 校長はPTA会長にも暴行を認めました。」

教育長「そのような報告は受けていません」

この時に、教育長は完全に学校寄りの人間だと確信しました。
つい1週間前、私と会った時に、「該当教師を市教委に呼んだ時に、もうしないと言ってた」と言ったじゃないですか?

あれ・・・「報告は受けてない」ってのは嘘にはならないか。
校長が、「虚偽の報告」をしている以上、「暴行の報告は受けてない」で正解なのかな。

しかし、自分自身が該当教師から事の次第を聞いていて、
常識的に「報告は受けてない」は通らないと思いますが。

「1人5分間くらいを目安にお願いします」と言われていたのに、
この問答で10分くらいになってしまい、
他の方にもご迷惑がかかると思い、
「週明け5日から、即対応していただけますね?」と質問。
「対応します」という教育長の言質を取り、終了。

教育長は、一見、七福神にいるような、好々爺ですが、
このやり取りで、かなり疑問を持ちました。

この頃、市教委の、最初に優しく聞き取りしてくださっていたH先生も
態度が変わっていたのです。

「全力でタックルって、××君が言ってるだけでしよう?
本当に全力だったんですか~?」

非常に感じが悪い応対。
本人が「全力」と言っているのなら、そうなんじゃないでしょうか。
それに、「全力で」とは、単なる修飾語。
「体当たり」して飛ばして、怪我を負わせたという事実が重要だと思いますが。

いや、該当教師側からすれば、「あれが俺の全力だとでも?」とこういう事か。
「もっと飛ばしてやる事もできたぜ」という解釈なら、
H先生のいう事も間違っていないのかもしれない。
そういう解釈ならば、「全力」では無かったかもしれません。

しかし、一般の嘱託職員であるH先生が、
一父兄にこんな、感じの悪い対応をするでしょうか。
しかるに、教育長から「適当にあしらっておけ」と言われていたのでは?
と、こちらは思ってしまいます。

何しろ、安曇野市教育委員会は、委員長が抜けたら、
残念ながら、他の世論のやり玉に上がるような機関なのかもしれないと思いました。

子供の自殺があると、
該当教育委員会の記者会見で、必ずと言っていいほど聞く言葉。

「いじめはあったが、自殺との因果関係は証明できない」

教育委員会のこのコメントを聞くたびに、ふざけるな!と思います。
「いじめ」が原因で、思いつめて「自殺」に至ってるのがわかっていながら、
言葉尻を捉えた屁理屈。
そして加害者の人権を重視する、どうなってるんだ。

世の中の「大人」なんかこんなものなのでしょうか。
そんなに「責任」を回避したければ、最初から、「問題」を放置しなければ良い。
それだけの話。

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