2013年6月14日金曜日

『伏魔殿』より転載(15)


『伏魔殿』より転載(15)
http://ameblo.jp/blackeyes-1207/entry-11549979089.html

転載していただいた中に、私が送った内容証明があります。
これで、学校側は、「こちらが既に弁護士を付けている」と思ったようですが、
この内容証明は、自分で作りました。

当然、専門職には相談していましたが、
プライベートの知人、それと、「こどもの人権を守る会」という
長野弁護士会の私設団体です。

当時は、学校を訴える為に弁護士に相談していたわけではありません。
実際、当時の私は、息子が復学する為の行動を何も取らない、
校長と教頭の、教育者としてのあり方に疑問を持つ思いだけでした。
まだ、警察・担当刑事氏も暴行教師から、
「示談の申し入れが来るでしょう」とたかをくくっていた時期でもありました。

この内容証明に対する、噴飯もののお2人自作の「回答書」を読んで、
本気で裁判を考え出したのですが。

10.30 悶絶の回答書
http://pandemonium12.blogspot.jp/2013/03/1030.html

語るに落ちる回答書
http://pandemonium12.blogspot.jp/2013/03/blog-post_3063.html

馬脚を現した市教委にとって変わって、
この頃、息子の復学に尽力してくれていたのは県教委です。
しかし、学校は県教委の指導は全て無視。

思うに、前太田校長は、南信教育事務所主幹指導主事を経て校長に。
現教頭は、中信事務局の指導主事を経て教頭に。
結局両名、県教委の内情を知り尽くしているのです。

なので、息子の件を担当していた「義務教育課・主幹指導主事」など、
見下して、県教委の指導など放置していたのだと思われます。

県教委・主幹に連絡をするたびに、
「まだ、学校も市教委も何もしないんですか・・・」とため息でした。
そして、私のブログを読んでいた県・義務教育課は、
校長・市教委の「報告書」と内容が違う部分の質問をしてくる。

昨年11月14日の「人権授業参観」の時に、
「主幹」が出張で「課長・参事」が対応した時は、
前校長は、即言う通りにしました。

「主幹の言う事は聞かなくても、参事の言う事は聞くのか・・・」
というのが、素直な感想でした。
結局、子供中心の常識や教育的配慮ではなく、
「権力」に弱いだけという事だと思いました。

現在、担当の主幹が課長・参事に昇進し、やや状況は動きつつあります。
今年、知事が県教委の反対を押し切り、文科省から教育長を迎えた事や、
人事を司る県の主幹がトップに昇進した事で、やっとバタバタとし始めましたが。

それにしても、「相談窓口」などというのは、出鱈目です。
機能しているのかもわからない。
他の人権市民団体も、息子の件で何度も県教委に足を運んでくださっていますが、
そのたびに、県は、市教委と学校に指導を入れても、学校側は無視。
市町村教委と学校に無視をされると手も足も出ない県教委。

なので、多方面に相談するハメになりましたが、
通常こんな市町村教委や学校は無いという事です。

そして、県教委は教員にはある意味冷徹だとも思いました。
ブログを始めるちょうど二か月前から、県の主幹と話していたわけですが、
ブログ(=ネット)で訴えかければ、どれだけの騒ぎに発展するかわからない。
こちらは、早期の解決に繋がればと思ったのですが、
そこを県は、「言論の自由」を採択。
なあなあのようで、冷徹。

1月に息子に会った時も、ツイッターの事を細かく聞いていましたが、
やめるようには言いませんでした。
むしろ、生徒から学校の本当の内情を知りたいと言う印象でした。

知事の秘書氏もそうでした。
話の中で、県教委・市教委のリアルな動きを尋ねられました。

知事の「市教委・県教委の境など関係ない」という言葉に反して、
大事になろうが、教員が教員生命を断たれようが、
決められた業務の中でできる事しかしないという印象。
毎回の長電話で細かい話までは書ききれませんが、
「県教委は1人1人の教員には特に情けをかけない」という印象でした。

現・参事ご自身はとても常識的な良い方なのですが、
私にとっては、やはり、民間企業とは比べものにならないほど、
愚鈍な動きしかできないのが、「行政団体」というものか・・・。
と、こちらもため息でした。

後に、息子の件では、わざわざ主幹が県庁から訪ねてくるという、
異例の事態はありましたが、あれも桜ノ宮直後。
法務局も県教委も、
「バスケ部の子の自殺は××君とかぶってしまい、
連絡せずにはいられなかった」と言っていましたが、
その後の事を鑑みると、不測の事態が起きた場合、
「努力はしていた」という「既成事実作り」とも思えないことも無かった。

こういうあたりは「行政」にあっても「人」は「人」。
できれば言葉の額面通り受け取りたいとは思っていますが・・・。

先々週の金曜、県教委・課長と息子は直接話をしました。
息子は怒り心頭。

内容はまた改めますが、ひとつわかった事があります。
「県教委」は親の相談にはセオリー通りの事しかしない。
でも、子供が直接訴えかければ、重い腰を上げざるを得ないようです。

校内で行われた他の暴行行為に関しても、私が言った時は、
「学校からの報告と違う」
「報告書を読む限り、問題はないような・・・」
とおっしゃっていましたが、
息子が、現参事にお会いした時に、全てをつまびらかに話すと、
即、再調査が行われました。
そして、校長の虚偽の報告という事実が明るみに出た。

本件の経験ですが、県教委には、子供が直接働きかけないと駄目。
市町村教委は、保身の為に子供まで嘘付きに仕立て上げるという事実。

まともに機能している市町村教委もあるので、
一概には言えませんが、
重大な相談は、「子供と共」に「県教委」が近道だと思います。



6 件のコメント:

  1. Pyonpyon様、始めまして。1年"戦争"できる貴方の強さに脱帽です。明日私は"戦争"をはじめるかもしれません。その為にいろいろと調べてこちらに辿り着き、全て読ませていただき大変勉強になりました。ありがとうございます。応援してます。鬱陶しい梅雨の折、ご自愛くださいませ。

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  2. コメントありがとうごさいます。
    私が強いわけでもなく、あまりに前校長がいい加減で、普通では理解できないような火種を次から次へと用意されて、結局こんなに時間がかかった・・・という結果になってしまいました。こんな事なら、特に問題のない隣の中学に通わせれば良かったとすら思っています。

    「戦争」とは虐め問題ですか?
    「これから」ということは、公開できない事もあるかとは思いますが、
    また、体験談的なもの、教えていただけるとありがたいです。


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  3. お返事いただけて嬉しいです。一年前に想像できないこの展開は行政機能も去ることながら、前校長の不誠実さによるところが多いと感じました。それを許さない気持ちと行動力は十分"強い"と思います。私の事案は説明が難しいですが、大人のいじめが絡んでいます。第一ラウンドを終えただけの経験から言えば残念ながら校長は嘘つきでした。一生この人間を信頼することはありません。改善の可能性はまだ残してあるのですがどうなることやら、、ですね。

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  4. 返信ありがとうございます。大人のいじめ。

    『伏魔殿』より転載(12) 教師間の虐め
    http://pandemonium12.blogspot.jp/2013/06/12.html

    ここにも書きましたが、教師間の虐めも凄まじい物でしたし、
    私がブログを始めた事により、関係者と思われる、掲示板での誹謗中傷、
    この件を取り上げてくださっている他ブログへの嫌がらせのようなコメントも、
    想像を絶するものでした。
    「こんな事が書いてある」と教えてくださる方もいて、一時見ていたのですが、あまりのひどさに辟易。
    見るのをやめました。

    しかし、知らない所で更にエスカレートしているのを知り、
    目に余る書き込みなどのプロバイダーへの開示を宣言したので、
    一気に鎮火しましたが、大人の虐めが壮絶なのは想像がつきます。

    Neoさんのコメントもそうですが、なんとか現在でも放り出さずにいられるのは、
    支援してくださる皆さんのおかげです。

    「改善の可能性」を残しても、私の場合は相手が遁走一路なので、
    話になりませんでした。
    私は、自分の子供の件の解決もさることながら、
    こうして声を上げる親たちもいるという事が、保身に走る教員達や隠蔽ばかりの学校側の出鱈目な行動を抑制する事にも繋がると思っています。

    こうして、ブログに書いて、息子がツイッターで実名を書いても、
    まだ、改めない教員もいるそうで驚いていますが。

    Neoさんも諦めないでくださいね。
    ブログなどでは公開していらっしゃるのですか?
    もしあるなら、是非、拝読させてただきたいです。

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  5. ご返信ありがとうございます。ブログはないのですが準備はしておこうかなと下書きを始めたところです。自分も去ることながら、自分以外が自分のせいで傷つけられるのは耐え難いものです。穂高東中の経過を見る限り前校長の人格が一番ガンで是正が難しい行政システムが長期化する原因と見ています。それ踏まえて私に当てはめるとハラワタ煮えくり返っていますが、「改善の可能性」を広げる方向で動こうと思っています。独裁者である校長が敵になる=こじれて長期化は避けたいです。(クラママさんもこの流れを望んでなかったとは思いますが)しかし証拠は積み上げておきます。

    >保身に走る教員達や隠蔽ばかりの学校側の出鱈目な行動を抑制する事にも繋がると思っています。

    同意します。私に発信力があれば拡散したい所です(~_~;)

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  6. ブログを始められたら、拡散には協力したいと思います。
    他にも、教育行政と戦っている方達と繋がっていますので、
    皆さん、協力してくださると思います。

    私も今回の件で始めて知りましたが、
    行政の是正が難しいのは、「強制権」がないと言う事が一番の原因です。
    結局、性善説に基づいて行動しているので、
    「まさか、そんな間違いはないだろう」と、たかをくくっての結果がこのありさまです。

    都道府県教委も、体罰などに関しては、会議を重ねているようですが、
    何しろ処分が甘く、普通に考えて、罪を犯した1人2人に重い処分を課せば、
    教師達は保身の為に行動に気を使うようになると、
    以前から提言しているのですが、「働く権利」とやらを重視するようで話になりません。
    本気で、体罰・暴行、生徒の自死防止に努めているのかと疑問に思います。

    多分、穂高東中の案件は特例中の特例だと思います。
    現・旧・教育関係者とも話はしますが、「あり得ない・・・」と皆さん絶句。

    私は、東京某区教委に学生時代の友人がいるのですが、
    「隠蔽体質は昔から」とは言いますが「すぐバレる嘘や文書」に大笑い状態です。
    穂高東中学は、太田校長が異常な学校にしました。

    今は、本件だけではなく太田校長が残した負の遺産を解決する為に、
    新校長は大忙しのようですが。
    新校長は、
    法廷に持ち込まれない学校に残った問題に対処をしていただいています。

    まだ、どんなトラブルかはわかりませんが、
    「長期化」しないことを願っています。

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